先日、AIを利用する練習として「更新された、日本観測史上の最高気温」というブログ記事を書いたのだが、今日再び最高気温が更新されてしまった。同じgnuplotスクリプトを使ってプロットしてみたら、本日の記録更新がかなり深刻であることを理解することができた。まずは、そのプロットをみてみよう。

前回の記事を書いたときに利用したデータに基けば、74年間不動の王者だった山形(40.8℃)が2007年に熊谷と多治見に抜かれたが、その「抜き幅」は0.1℃であった。
21世紀に入ってからの記録更新は(2007年を含め)4回で、その頻回さが「恐怖」を呼び起こしたわけだが、その間隔はいずれも5-7年程度であり、「抜き幅」はいずれも0.1℃に収まっていた。このため、「地球温暖化の進展具合」が線形的、つまり直線的に増加しているように見えたのであった。
ところが、本日の「抜き幅」は0.6℃であり突き抜けてしまった感がある!しかも13時に桐生で先週(7月30日)丹波で記録された41.2℃とタイ記録が発生した直後(2時間足らず後)での大幅な記録更新であり、より深刻な感じがするのである。「連続的な変化」というよりも、「相転移」のような感じがする。地球温暖化のフェーズが新たな段階を迎えたのであろうか?だとすると、これは海水の熱容量が許容範囲を超えてしまった感じがするのだが、はたしてどうだろうか?だとすると、それはまさに危険な兆候である。
とはいえ、東京の最高気温更新は本日は起こらなかった(東京の史上最高気温は2004年7月に記録された39.5℃だが、本日の最高気温は36.6℃であり、まだまだ余裕があった)。政治家、役人、ビジネスマンなど、日本の要を占める人々は東京に住んでおり、彼らが深刻に「恐怖」を感じなければ、地球温暖化対策を打つのは遅れるだろう。そういう意味では、本日の「突き抜け的な記録更新」にもかかわらず、社会の動きはゆっくりゆったりのままかもしれない。ちなみに、今回の国会の注目はガソリン税の暫定税率の廃止であり、その法案が通ればガソリンの消費は増加してしまうだろう。これが経済や気候など社会全体のバランスを考えたときに、いいのか悪いのかはまったくわからないが、地球温暖化の観点に限定すれば良い方には寄与しないはずである。