複天一流:どんな手を使ってでも問題解決を図るブログ

宮本武蔵の五輪書の教えに従い、どんな手を使ってでも問題解決を図るブログです(特に、科学、数学、工学の問題についてですが)

テクノロジー

crispy-doomのBGMが鳴らない

Apple M2 chipでcrispy-doomのコンパイル homebrewのディレクトリ構造が結構変わってしまっている DOOMは動くがBGMが鳴らないApple M1/2とDOOMは動きBGMも完璧なAsus Intel core-i5 crispy-doom-setupで調整してみる SoundFontsとは何か? DOOMのBGM管理 も…

数値計算の下準備:(5)次はFORTRANで行く!

FORTRANコンパイラーの実力 M1チップでの計測 Xeonにおける比較 FORTRANコンパイラーの実力 科学技術の数値計算はFORTRANで書かれたコードで実施されることが多い。これは歴史的なものである。NASAの人工衛星制御などや、top500の線形代数計算などもFORTRAN…

数値計算の下準備:(4)速すぎて測れない....

コンパイラオプションによる数値計算の高速化 Intel Xeon E5 CPUに許されるオプション RDTSC関数とは? 測定に利用したコード 次はFORTRANでいく コンパイラオプションによる数値計算の高速化 「最適化」による計算の高速化とは、ほとんどの場合、計算の順番…

数値計算の下準備:(3) Cコンパイラのパワー

これまでの流れ gcc -O3 の統計的結果 CPUを変えてみる 更なる高速化を目指して コンパイラはやはり速い これまでの流れ 数値計算の下準備をやっている。「最近流行りのpythonでコードを書いていいのかどうか」という疑問に答えるため、といってもいい。NumP…

数値計算の下準備:(2) 俺はC言語で行く!

Cコンパイラによる計算速度 スピルバーグの"Ready, Player One?"からの引用である(笑)。 C言語の場合は、time.hを通じて時間計測用のライブラリを呼び出すことができる(これもChatGPTに教えてもらった)。 時間を表す変数はclock_tという型として定義する…

AIによるAI答案論破システムの構築: (6) いよいよAIに答案を食わせる

AIに答案を食わせていいのか? 利用したAIはchatGPT, Gemini、そしてNotebookLM NotebookLMを使ってみる 検索とAIが違う部分 Google Classroomの答案をNotebookLMに食わせる AIに答案を食わせていいのか? 随分前に(といっても昨年のことである)情報科学系…

AIによるAI答案論破システムの構築: (5) GASからアクセスするGoogle APIはだいたいわかった

これまでの流れ これまでに分かったこと Google Classroom APIの使い方 新しくクラスルームを作る場合 クラスルームの削除 その他の処理 まとめ これまでの流れ 期末レポートで、学生たちがAIを平然と利用し始めている。「勉強するのが目的ではなく、単位を…

AIによるAI答案論破システムの構築: (4)嘘をつくChatGPT

GASの"参考書"としてChatGPTを利用する ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。重要な情報は確認するようにしてください。 とChatGPTの画面には常に表示される。しかし、GASの素晴らしいコードが生成されるにつれて、次第にChatGPTへの信頼度が増し…

AIによるAI答案論破システムの構築

AI答案が蔓延してきた 期末考査の期間が終わりに近づいているが、レポート型の考査が減り、鉛筆で書かせる「本番試験一発型」テストが増えている気がする。おそらくレポートにすると「AI答案」が量産されてしまうからであろう。 教員の立場からすると、コロ…

カーナビの衰退とこれから(6): VICSの光ビーコンからの情報

4月25日のブログで「首都高に行くとETC2.0の機器を通じてVICSの情報が表示された」という報告をしたが、首都高に特有の現象なのか、それとも全国の主要道路に設置された光ビーコンでも同じ反応があるのか確認できていなかった。 本日、主要国道を走行中、信…

カーナビの衰退とこれから(5): ドイツ系の自動車のカーナビ

これまでの流れ BMW OS MercedesのMBUX Google built-inのVMS これまでの流れ Googleマップから派生した、Google built-inというカーナビ用OS(らしきもの)が、日本車やアメリカ車の「ディスプレイオーディオ」に採用され、日本から始まった(いわゆる)「…

カーナビの衰退とこれから(4):WiMAX/広域WiFiネットワークでつなぐ

これまでの流れ 公共のFree WiFi 「俺はWiMAXでいく!」 「WiMAXがあるんだから、iPadでいいんじゃない?」という意見 これまでの流れ Honda Civicを購入したら、「(Gathersの)カーナビ」が「(google built-inで作動する)ディスプレイオーディオ」に変わっ…

カーナビの衰退とこれから(3):google built-inの詳細

前回のあらすじ Google built-inシステム 「オフラインマップ」とはなにか? オフラインマップの使い方 オフラインマップの「賞味期限」 Google アカウントにはログインしない方がいい ETC2.0がつながった時の不思議な反応 ポータブルタイプのカーナビを探す…

カーナビの衰退とこれから(2):Honda CONNECT

前回のあらすじ Honda CONNECTのしくみ(ソフト面) Honda CONNECTのしくみ(ハード面) 前回のあらすじ google built-inというオンライン接続型の「カーナビ」のシステムが流行し始めている。車を常時ネットワークに接続することで、地図データのリアルタイ…

カーナビの衰退とこれから(1):備え付けの「カーナビ」からスマホの「地図アプリ」へ

「エルチカ」プロジェクトはしばらくお休み 新年度が始まった。忙しくなってしまった。「エルチカ」プロジェクトに割ける時間が大幅に減ってしまった。 ということで、しばらくはこのプロジェクトはお休みである。システムデザインやコードの基本構造などは…

エルチカへの道:一応完成

一応完成したエルチカ いろいろと予想外のこともあり、なかなか以前の水準に戻ることはできなかったが、なんとかエルチカを実現するところまで戻ってくることができた。せっかくなので、交互点灯バージョンのプログラムを作って動画撮影してみた。 動画はyou…

エルチカへの道:pinctrlでエルチカを実現(5年ぶり)

前回のあらすじ sysfsのサポートはカーネル2.6まで シェルを使った方法で/sys/class/gpioへの書き込みはできなかった 49ページの代替手段raspi-gpioを使ってみる エルチカのシェルスクリプト版 前回のあらすじ GPIOというのはラズパイの目玉的機能の一つであ…

Raspberry PIの再起動

死んでいたラズパイ3b ラズパイ4へ移行する さっそく問題が発生 HDMIケーブルの規格 コジマへGO 電源もType- C USBに変更されていた 起動成功 死んでいたラズパイ3b SDカードというのは結局は量子ドットなので、電子集団をポテンシャル井戸の中に閉じ込めた…

Unistellar eQuinox2の観測終了方法と観測後にやること

Unistellar eQuinox2での観測は続いている 観測の終了方法 充電の仕方 「ストレージ」が満杯になる問題 観測写真の保存 付録:アップロードのランプ信号 Unistellar eQuinox2での観測は続いている このところ天気の良い日は、夕暮れの時間帯から夜が更けるま…

Unistellar eQuinox2で彗星を観測する

UnistellarのeQuinox2で彗星観測 Unistellar社のサーバーからデータをダウンロードする 最初の0歩(事前準備) 最初の一歩(準備) 第二歩目 3歩目:彗星活動(Cometary activity) 第4歩:Comets Ephemerisのセクション 第5歩:Unistellarアプリを使って「天…

Unistellarの自動化望遠鏡eQuinox2を購入する(5)

前回までのあらすじ 「観測モード」に突入! 観測モードにおける2つの観測像 エンハンストビジョンの起動方法 観測の例 前回までのあらすじ 望遠鏡を用いた天体観測でもっとも面倒で、もっとも重要な「極軸合わせ」の調整作業を自動でやってくれる望遠鏡が発…

Unistellarの自動化望遠鏡eQuinox2を購入する(4)

前回までのあらすじ (1)ダークフレームの取得 画像素子:CCDとCMOSの違い (2)バーティノフマスクによる焦点調整 (3)光軸合わせ 初期設定完了 前回までのあらすじ 「スマート望遠鏡」の元祖、UnistellarのeQuinox2を購入したが、マニュアルが貧弱で設定…

Unistellarの自動化望遠鏡eQuinox2を購入する(3)

前回までのあらすじ iPadとeQuinox2をWiFi接続する アプリをeQuinox2に繋ぐ 前回までのあらすじ Unistellarの自動設定/自動追尾型望遠鏡(「スマート望遠鏡」と呼ぶことにしよう)eQuinox2を購入し、その設定のコツについてみてみた。前回までにアプリの設…

Unistellarの自動化望遠鏡eQuinox2を購入する(2)

前回のあらすじ まずは「純正マニュアル」の内容から確認してみる クイックスタートガイド アプリのインストール アプリの起動と初期設定 前回のあらすじ Unistellar社の自動追尾型反射望遠鏡eQuinox2を購入した。設定マニュアルがよくわからず、天体観測を…

Unistellarの自動化望遠鏡eQuinox2を購入する

再帰型新星のT Coronae Borealisが爆発の時を迎えている(らしい) 赤色巨星と白色矮星の連星系は新星爆発(Nova)を発生させることがある。2013年8月にイルカ座で発生した新星(Nova Delphini 2013)はその典型例だ(私にとって初めての新星観測となった記念す…

画像処理にチャレンジ(part 2): jpegのヘッダー情報解読

前回のあらすじ 最初のマジックナンバー JPEGには終わりのマークもある(EOI) ff e0の意味 最初の試みとしてはこんなところであろう おまけ(ファイルの終端) 前回のあらすじ 前回はBMP画像ファイルの読み込みに挑戦し、まずはヘッダーファイルという画像…

Rosettaの底力 (part-2): iPhotoも動いた

Catalinaで見捨てられたiPhoto Retroactiveはまだ存在するか? Retroactiveで「M1の岸を渡った」iPhoto Catalinaで見捨てられたiPhoto Mojaveを長らく利用し続けた理由の一つがiPhotoにある(より正確にはiPhoto.app?)。長いこと(Powerbookの頃から)デジタ…

macbook pro (M1 pro chip)に乗り換える

macbook pro (M1 pro chip)が活動開始 CPUのパフォーマンスのベンチマーク 最初のインストールアプリ群 emacsのインストール atomエディタのインストール macbook pro (M1 pro chip)が活動開始 このところのHackintoshプロジェクトにより、いろいろ止まって…

DOOM(Game)のソースコンパイルにチャレンジ

「AI避け」のために本文を修正 DOOMとは DOOMの移植 Linux DOOM (linuxxdoom) しかしX11の問題があって動かない Raspberry PI OS desktopのX-window システム XephyrでX-windowをネストする方法 XMxxxxxxxxの構文の謎 起動後の解像度の問題の解決方法 ついに…

Nanosaur2(ゲーム)のソースコードをコンパイルする

前回のあらすじ 通信環境の改善で問題解決 前回のあらすじ Nanosaurのソースコードからのコンパイルには成功したものの、続編であるNanosaur2のコンパイルは失敗に終わった。正確に言えば、githubからのクローニングの段階ですでに失敗してしまったのだが、…