Unistellarの望遠鏡の価値は、1000万光年を超える遠方銀河を気軽に観測できる点にある。目指す銀河を容易に見つけ出し、それなりの画質で観測することが可能だ。超新星爆発や新星爆発のルーティン観測にはもってこいだ。欠点は、エンハンストビジョンでも、…
「天リフ編集長」のブログ記事に載っていた他の天体 はくちょう座のヴェール星雲 はくちょう座の輝線/発光星雲IC5146に挑戦 「天リフ編集長」のブログ記事に載っていた他の天体 前の記事では、「天リフ編集長」が執筆したUnistellarの使用レポートブログで…
Unistellar eQuinox2での観測は続いている 観測の終了方法 充電の仕方 「ストレージ」が満杯になる問題 観測写真の保存 付録:アップロードのランプ信号 Unistellar eQuinox2での観測は続いている このところ天気の良い日は、夕暮れの時間帯から夜が更けるま…
最初の能書き セミプロ級の天体観測愛好家のレポート記事 最初の2枚 次の2枚 おまけ:惑星状星雲 もうひとつおまけ:ぎょしゃ座の散開星団M37 最初の能書き ネット検索でひっかかるUnistellar eVscope/eQuinoxのレポート記事で紹介されている天体写真が「今…
紫金山アトラス彗星は、夕焼けの時間帯から夜の時間帯に移動し、あと少しで天の川に重なるところまできた。 それまで早朝の彗星だったのが、初めて夕方の空に現れたのは10月中旬だった。見つける目印にしたのが、金星とアークトゥルスだった。それから2週間…
Unistellar eQuinox2の本当の力 超新星爆発残骸の観測をやってみる Unistellar eQuinox2の本当の力 いろいろな天体の観測をやってみたが、Unistellar eQuinox2は、遠方銀河、特に1000万光年程度地球から離れた銀河の観測に適しているという感想をもった。も…
UnistellarのeQuinox2で彗星観測 Unistellar社のサーバーからデータをダウンロードする 最初の0歩(事前準備) 最初の一歩(準備) 第二歩目 3歩目:彗星活動(Cometary activity) 第4歩:Comets Ephemerisのセクション 第5歩:Unistellarアプリを使って「天…
前回までのあらすじ 「観測モード」に突入! 観測モードにおける2つの観測像 エンハンストビジョンの起動方法 観測の例 前回までのあらすじ 望遠鏡を用いた天体観測でもっとも面倒で、もっとも重要な「極軸合わせ」の調整作業を自動でやってくれる望遠鏡が発…
前回までのあらすじ (1)ダークフレームの取得 画像素子:CCDとCMOSの違い (2)バーティノフマスクによる焦点調整 (3)光軸合わせ 初期設定完了 前回までのあらすじ 「スマート望遠鏡」の元祖、UnistellarのeQuinox2を購入したが、マニュアルが貧弱で設定…
前回までのあらすじ iPadとeQuinox2をWiFi接続する アプリをeQuinox2に繋ぐ 前回までのあらすじ Unistellarの自動設定/自動追尾型望遠鏡(「スマート望遠鏡」と呼ぶことにしよう)eQuinox2を購入し、その設定のコツについてみてみた。前回までにアプリの設…
前回のあらすじ まずは「純正マニュアル」の内容から確認してみる クイックスタートガイド アプリのインストール アプリの起動と初期設定 前回のあらすじ Unistellar社の自動追尾型反射望遠鏡eQuinox2を購入した。設定マニュアルがよくわからず、天体観測を…
再帰型新星のT Coronae Borealisが爆発の時を迎えている(らしい) 赤色巨星と白色矮星の連星系は新星爆発(Nova)を発生させることがある。2013年8月にイルカ座で発生した新星(Nova Delphini 2013)はその典型例だ(私にとって初めての新星観測となった記念す…
前回のあらすじ 3次元座標の2次元平面への投影 投影図の数学的表現 見る方向の角度をつけてみる。 前回のあらすじ 平面の方程式について復習し、平面が法線ベクトルと切片の情報で特徴づけられることを確認した。 また、法線ベクトルを3次元極座標で表す方法…
前回までのあらすじ スクリーンで3次元図形を表示すること 平面の方程式 法線ベクトルを角度によって指定する 「基本平面」の設定 基本平面を4つの頂点で定義する まずはgnuplotで描画 前回までのあらすじ 2024年の東京大学数学入試問題の5番を試験会場で解…
前回のあらすじ 三角形ABDがx軸周りに回転するとき、この三角形が通過する3次元領域の体積を求めるのが本問題の最終目的であるが、前回はその練習問題として三角形ABCがx軸周りに回転する場合の領域の体積を求めてみた。これは正解の「上限値」を調べる相当…
前回のあらすじ 熱中症に苦しめられてしばらく手がつけられなかった数学問題の研究であるが、熱中症の理解が進み、対処法がわかったことで体調が改善し、再開することができた。 「熱疲労」の残る脳みそなので、今回は「カラータイマー点滅」までになんとか…
久しぶりの問題分析 熱中症、夏バテなど言い訳はいろいろあるのだが、とにかく間が空いてしまったことは反省である。地球温暖化のせいだろうか、今年は梅雨の時期になってもなかなか梅雨が始まらず、蒸し暑い日に苦しむ日々が続いていた。 そのうえ、梅雨入…
微分方程式の解が形成するベクトル空間... 量子力学の1次元問題 微分方程式の解が形成するベクトル空間... ...のことを「解空間」というらしい。n階の線形微分方程式の解空間の次元はnであるという定理はよく知られている。 今日の講義(古典力学)で扱った…
前回のあらすじ ケース3の場合 共に偶数の場合 共に奇数の場合 前回のあらすじ ここしばらく数値計算ばかりやってきたので少々飽きてきた感じがある。そこで受験のときにやるような解析的な分析を久しぶりに少々やってみることにする。 今回もケース3、ケー…
前回のあらすじ (a)の場合とは? ケース1の場合 ケース2の場合 ケース1とケース2が同時に成立すること (c)の場合 紫色の領域 黄色の領域 前回のあらすじ $g(x) = xk(x), k(x)=x^2+ax+b$が与えられており、$x\rightarrow n\in\mathbb{Z}$の場合に($\mathbb{Z}…
前回のあらすじ ケース4の状況 考察すべき、残りの状況 前回のあらすじ 前回は、ケース3.の場合について詳しくみてみた。(a,b)=(-5,7)が候補となったが、$f(2)=2, f(3)=3$だけが題意を満たす場合であることがわかり、4つの素数を見つけるどころか、3つの素…
前回のあらすじ 判別式を計算してみる 素数の解は4つあるだろうか? 前回のあらすじ 東大入試問題の数学2024問題6の後半にとりかかった。まずは二次方程式の解が2つとも正となる条件について調べることにした。条件を満たす領域がわかり、数値的にいくつかの…
前回のあらすじ 後半部分 最初のケース gnuplotの出番 2つの関数グラフに挟み込間れた部分だけを塗る ちょっとだけ数学の問題に戻ってみる 前回のあらすじ しばらく前になるが、問題6の前半部分を解析的、および数値的に解いた。後半部分は、前半部分の応用…
次のヘッダーを読み込む(APP0) APP1セグメントはある場合とない場合がある ファイルを開けておけば、次々と読み続けることができる。 ohtani.jpgの場合はちょっと古いver.1.01のJFIFであった コード さらにその先は? 前回はjpegのヘッダー情報を読み込むた…
前回のあらすじ 自作の関数Ver.0 前回のあらすじ 前回はJPEGのヘッダー情報を読み取ってみた。最初の「魔法数」に相当するSOIがff d8であること、つづくff e0がAPP0に相当し、JFIF形式の画像(JPEGの拡張版)となっていることなどが読み込めた。 しかし、1バ…
前回のあらすじ 最初のマジックナンバー JPEGには終わりのマークもある(EOI) ff e0の意味 最初の試みとしてはこんなところであろう おまけ(ファイルの終端) 前回のあらすじ 前回はBMP画像ファイルの読み込みに挑戦し、まずはヘッダーファイルという画像…
19世紀の初めに発見された70年周期の楕円軌道の彗星、それが今回北半球の空に浮かんでいるPons-Brooks彗星である。 これまで2回挑戦したが、いずれも彗星の位置を確認することができなかった。最初は雲がかかり、2回目は彗星の位置がわからなかった。 しか…
Pons-Brook彗星の観測失敗 画像処理の教科書を納屋から引っ張り出す doomとnanosaursの経験が生きているかも 教科書をまねる BMPファイルを用意する ファイルを読み込むコード ASCII文字コード putc()関数 BMPの最初の2byteのデータを読み込む Pons-Brook彗…
前回のあらすじ コードを分ける 前回のあらすじ 前回までに、素数のデータベースの取り込み、エラトステネスの篩を使った素数生成、両者の比較検証、などが済み、いよいよ問題に直接チャレンジできるところまできた。今回でけりを付ける。 コードを分ける エ…
前回のあらすじ The PrimePagesのデータベースとの比較 計算結果 前回のあらすじ エラトステネスの篩のコードが書き終わった。最初の30個の素数(2,3,....,113)は正確に計算することができたが、果たしてたまたまなのか、それともちゃんと機能しているのか、…