前回のあらすじ A code for the Sieve of Eratosthenes Test run 前回のあらすじ ちょっと前のブログ記事の最後に英語を使って「付録」を書いてみたら、海外からのアクセスが来るようになって意外に感じている。東大の入試問題が世界からも注目されているの…
前回のあらすじ C言語におけるポインタの利用 Fortran95における「ポインタ」の利用 Pythonの場合 前回のあらすじ 素数を生成する「エラトステネスの篩」アルゴリズムに従って、自分でコードを書いてみようと思ったわけだが、どの程度まで大きな整数が数値的…
前回のあらすじ エラトステネスの篩 pythonによる実装 Fortran95で整数の最大値を確かめる デフォルトのinteger :: r, sumの場合 integer*4 の場合 integer*8の場合 integer*16にトライ! pythonではどうなのか? エラトステネスの篩のコードまでいけなかっ…
前回のあらすじ 二次元の配列に似たもの コードを書く 前回のあらすじ 前回の記事では、東大2024数学入試問題6を解き始めた。この問題では素数を扱うため、素数データベースを利用して問題探究を数値的に行うことにした。pythonでデータファイルを読み込む方…
「今年最難」と噂の問題6へ 問題の概略 複天一流の流儀で解く 素数のデータベース 最初のコード 「今年最難」と噂の問題6へ ネットでの評価をざっと見た感じでは、本年度の東大入試問題においては問題6が「一番難しかった」との評価のようである。問題1もそ…
前回のあらすじ 境界曲線の特徴 2次のテイラー展開の数値計算 楕円の方程式とテイラー展開の関係 シミュレーションの結果を心眼でみる まとめ 前回のあらすじ 前回では「スクラッチカードシミュレーション」の結果を分析し、条件を満たす領域の境界を抜き出…
前回のあらすじ 境界を抜き出す データの読み込み 動径と角度でグループ化されたデータ構造を利用して境界を抽出する 境界を抽出する 前回のあらすじ 前回の記事では、2つの不等式を満たす$(x,y)$をしミューレションによって数値的に見つけ出し、その結果を…
Catalinaで見捨てられたiPhoto Retroactiveはまだ存在するか? Retroactiveで「M1の岸を渡った」iPhoto Catalinaで見捨てられたiPhoto Mojaveを長らく利用し続けた理由の一つがiPhotoにある(より正確にはiPhoto.app?)。長いこと(Powerbookの頃から)デジタ…
Rosettaの限界と底力 Rosettaの限界と底力 先日はcrispy-doomのコンパイルにおいてRosettaの限界を感じたのだが、今回はRosettaの底力を感じたので、それを書いておこう。 試したのは、このあいだ、MojaveでコンパイルしたNanosaurとNanosaur2である。SDL2ラ…
intel-macからM1-macへの引っ越しは終了 crispy-doomをM1-macbookでコンパイル M1-chipでARM64コードにコンパイルし直す intel-macからM1-macへの引っ越しは終了 intel-macbook(Mojave)からM1-macbook(Monterey)へ、仕事用のファイルの転送やメールの設定な…
emacsの初期設定 emacsでバックスラッシュを書く方法 atomやpulsarでバックスラッシュを気軽に打ち込みたいのだが markdownのプレビューの問題 emacsのmarkdown-mode まずはinit.elに設定を書く 参考文献 emacsの初期設定 もともとはemacsではなく、pulsar e…
macbook pro (M1 pro chip)が活動開始 CPUのパフォーマンスのベンチマーク 最初のインストールアプリ群 emacsのインストール atomエディタのインストール macbook pro (M1 pro chip)が活動開始 このところのHackintoshプロジェクトにより、いろいろ止まって…
前回のあらすじ 最初の不等式が意味すること(part 1) 二つ目の不等式が意味すること デカルト座標か極座標か?(最初の不等式が意味すること:part 2) 動径$r$の範囲の目処 pythonのコード 付録(ちょっとした改良) 前回のあらすじ 2024年の東京大学の入試…
2024年の試験問題を解き始めよう 問題1:3次元空間の問題? 2つの3次元ベクトルの角度の範囲 問題1の条件を拡張する 付録 2024年の試験問題を解き始めよう 東京大学の二次試験が終了し、そろそろ合格発表ではないだろうか?まだ東大のHPでは公開されて…
今度はcrispy-doomのコンパイルにチャレンジ といってもとても簡単 今度はcrispy-doomのコンパイルにチャレンジ 1994/1997年にid-Softwareが公開したDOOMのlinux版ソースコード(linuxxdoom)は、その後様々なハッカーたちに分析され、macOSなどにも移植され…
DOOMとは DOOMの移植 Linux DOOM (linuxxdoom) しかしX11の問題があって動かない Raspberry PI OS desktopのX-window システム XephyrでX-windowをネストする方法 XMatchVisualInfoの構文の謎 起動後の解像度の問題の解決方法 ついに起動したlinuxxdoom! DOO…
前回のあらすじ 通信環境の改善で問題解決 前回のあらすじ Nanosaurのソースコードからのコンパイルには成功したものの、続編であるNanosaur2のコンパイルは失敗に終わった。正確に言えば、githubからのクローニングの段階ですでに失敗してしまったのだが、…
PowerMacとNanosaur2 Nanosaur for macOS cmake? Nanosaur2のコンパイル PowerMacとNanosaur2 Hackintoshの野望のおかげで、いろいろなことが勉強できている。Intel-macが消滅した今の状況と、その昔power-macが消滅したときとを比較していて思い出したのが…
前回までのあらすじ Hackintosh失敗 Hackintoshの基本 大容量メディアへの複数のmacOSインストール DiskUtilityでフォーマットする macOSのダウンロード 外部メディアへのmacOSのインストール Catalinaが初期OSだったマシンで起動できない問題 前回までのあ…
前回のあらすじ Realtek RTL8821CE WLAN chipとは Linux用のRTL8821CEのドライバ 最初の情報 二つ目の情報 前回のあらすじ 5万円未満の激安ASUSノートPC(E410KA-EK207WS)は非力すぎてWindows 11が快適に利用できず、Linuxマシン、そして可能であればHackint…
前回のあらすじ RufusでBootable USB mediaをつくる 再びBIOSへ 立ち上がったインストーラー Raspberry PI OS desktopはDebian 11 (Bullseye)ベースのOS Raspberry PI OS (Desktop) 前回のあらすじ Windows11を動かすには非力なASUSノートPCにRaspberry PI O…
今回からしばらくはノートPCをいじってみたいと思う。「5万円以下で購入可能なノートPC」というキーワードでググってみたところ、ASUSのE410KA-EK207WSという絶対に覚えられない型番のノートPCがヒットした。しばらくはプレインストールされたWindows11で利…
前回のあらすじ $f(x,y)=\log_x y$という「二次元」の問題 わかったこと pythonで数値計算 前回のあらすじ 対数関数にパラメーターを入れる二つの方法(割り算系と足し算系)を吟味した。 関連する性質についてのこれまでの考察に基づき、いよいよ最後の問題…
前回のあらすじ $y=\log_k x$の系列 $y=\log_2(kx)$系列の場合 前回のあらすじ 対数関数にパラメーターを入れる二つの方法が試験問題で提示された。割り算式と足し算式である。 パラメータを動かした時に、どのような関数列ができるのかその傾向を調べてみよ…
前回のあらすじ 底に依らない定数値 パラメータ$k$による2つの対数関数の表現 「割り算」の場合 「足し算」の場合 前回のあらすじ 共通テスト2024 数学II.Bで出題された対数関数の問題を分析し始めたわけだが、対数関数の難しさのようなものを気づかせてく…
共通テスト2024数II.B [第一問] 今回からしばらくは数II.Bの問題を考えてみたい。基本問題である第一問は対数関数に関する問題であった。 先日の試験監督の昼休みのことである。T大の英文学の博士号を取得した文系の先生が、同じくT大の理系の先生と対話をし…
前回のあらすじ A,B,Cを通る円の方程式 点Dの場所はどこか? 設問(iii)は省略 前回のあらすじ 星型図形$A B C D E$の内部の5つの交点$P Q S T R$が同一の円の周上に乗っかっている状況を分析してきたが、この条件により自由度$(S,\phi)$が固定され \begin{e…
シミュレータで問(2)の状況をまとめる シミュレータで問(2)の状況をまとめる 我々がつくったシミュレータで、5点P,Q,R,S,Tが円周上に乗る状況を描いてみよう。 まず、円の中心は \begin{equation} (x_0, y_0)=\left(\frac{9}{2\sqrt{11}}, \frac{3}{2}\righ…
問(2)は円と星の図形 デカルトアプローチ ユークリッド的な定理をデカルトアプローチで探し出す試み 問(2)は円と星の図形 問(1)が片付いたので、問(2)へ進もう。今度は星に円が加わった図形である。 ただ星の外側の点A,B,C,D,Eではなく、内側にできた交点P,Q…
前回のあらすじ 問(1)を片付ける デカルト風の「定理」の研究 前回のあらすじ 共通テスト2014の数学の幾何学の問題(数A、数I)で、今年は星型の図形を分析する問題が出た。問題を解く前に、シミュレーターをsvg+javascriptで作ってみようと思いプログラミン…